作家活動, 新骨頂
世界に一人のあなたを幸せにできる人。ケツ男(お)から学んだ、人生で後悔しない決断(ケツ男)の技術
おい、おまえ。
そうだよ、このブログを読んでいる「あたしって、なんでいつも変な男に引っかかっちゃうの、まじ後悔…」と嘆き悲しむそこの貧乳、おまえだよ。
もしおまえが「あたしは不幸せな人間、人生後悔の連続、後悔後悔後悔…後悔しかない!」なんて嘆こうもんなら、オレはおまえに「おたんこなす!」と”正拳おたんこナス突き”をかまし、おまえが失神したところで黄海の海に流すことになるだろう。
今日もおれはおまえに、旅から学んだ『幸せエッセンス』を叩き込む。
この文章はある意味かなり強烈だ、失神してしょんべんもらさない自信がある恐れ知らずの者だけ、このまま読み進めてみてほしい。
オレは最近ふと、疑問に思ったことがある。あれはたしかこんな質問をされたときだった。
「あなたは今、なにかに後悔していますか?」
オレは「はて?う〜ん」と首を傾げながら答えた…
ない
自分でも驚いてしまったのだが本当になにもない。いや、昔はあったはずなのに…なぜだ?
そのときオレは…
「ある男」の顔が脳裏に浮かんだ。
おれの友人に『ケツ男(お)』という異名を持つナンパ師がいる。こいつの決断の速さは凄まじく、目にも止まらぬ早業で街中の女をナンパしまくる。こいつに躊躇の2文字はない。「今夜のおれの運命の子はどこにいるのかな…けけけ」と少し割れかかったたケツ顎を突き出し満面の笑みで女のケツを追う気持ちわるさ、そしてその(決断)ケツダンの速さから『ケツ男(けつお)』と呼ばれていた。噂によるとナンパ界では「あいつは気持ちの悪いやつだ」「ケツみてぇな顔してやがる」と煙たがられていた。
なぜケツ顎の顔が浮かんだのかと言うと、あいつが昔こんなことを言っていたのだ。
「とよさん、なぜ、ぼくの決断が早いかわかりますか?躊躇しないかわかりますか?それはですね、後悔したくないからですね。とよさん、なぜ、人は後悔するのかわかりますか?それはですね、人はですね、『自分で選ばないと後悔する』んです。そして『やったことではなくて、やらなかったことに後悔する』んです」
うーん…
正直こいつの言っている意味がわからなかったのだが、下ネタではなくて、深い意味で言っているのだとしたらこいつはある意味のカリスマだったのかもしれない。
旅に出て気づいたことがある。
それは旅をしている人間に…
あぁ、旅なんてしなきゃよかった
なんて言っているやつを、いまだかつで一人も見たことない。
そして世界中を旅しているとトラブルに巻き込まれることはよくある。この列車に乗らなければ騙されなかった、この屋台飯を食わなければこんなに腹痛に悩まされることなかった。
そんな生やさしいものならいいが、冗談じゃなく…
オレはなんどか…
死にかけたこともある…
でももしあのとき命を落としていても、オレは絶対に「旅に出なきゃよかった」なんて口が裂けても言わないだろう。絶対に後悔はしてなかった。
なぜなんだろう?
あっ!
閃いた。
それは…
旅での決断は、『すべて自分で決めている』から。
旅は決断の連続、すべて自分の決断で旅がつくられる。
旅は一人だ。孤独だ。だれも助けてくれない。
自分で選択しないと何も始まらない。
そのため間違いなく”決断力”がつく。
自分の決断を間違えれば、命の危険性だってある。
決断力が旅をするにつれ、研ぎ澄ませれていく。
あなたは何かに後悔して生きていますか?
あなたの心のモヤはどこから生まれてきていますか?
胸に手を当て考えてみてほしい。
もしかしたらそれは…
『妥協した選択、もしくは他人に勧められた選択』
それか…
『やったことではなく、やらなかったこと』ではないだろうか。
冷静に考えてみてほしい。人生の責任なんかだれもとってくれやしない。
死ぬとき「あれもやっときゃよかった」なんて言ったって、気づけば墓の中だ。
そして自分の心は自分にしかわからない。あなたの幸せはあなたにしかわからない。親や友達に何か言われた、他人がこー言っている、世間的にはこうだろう、いいか、おまえはだれのために生きてるんだ?
人を見る目もそうだ。この人はこんな大きな会社に勤めている、お金をたくさん持っている、たくさんブランドを身につけている、イケメンだ、なんやらかんやら…
いいか、外ズラじゃなくて、人の中身を、自分の心の目で見るんだ
もう風穴が開くくらい、魚眼レンズでそいつの心を拡大してやるつもりで、みてやるんだ
そして男、いや、人になんかに頼るな!
幸せになるっちゅーことは、本気で幸せになるためには…
おまえがおまえのことを幸せにしてあげるしか選択肢がないんだ。
一生おまえのことを、一生裏切らずに幸せにできるのは、”世界におまえしかいない”んだ。
オレはもしかしたらある意味かわいそうな人間なのかもしれない。でももう悟ってしまった。
最後の最後まで、オレの幸せを墓場まで面倒見てくれるのは、オレしかいないんだ。
自分で選択し続ける人生。それは荒れたオフロードのようなものだ。
転倒して事故るかもしれない、危ない目にあうかもしれない。
でも、荒れたオフロードを突き進む快感、フルスピードで駆け抜ける大地、一瞬一瞬が心を揺さぶる。刺激にあふれている。
後悔しないでほしい。せめてこの文章を読み進めてくれているあなたにだけは、人生を後悔して欲しくない。
「自分の心で人生を選んでほしい」
「自分の目で人を選んでほしい」
妥協しないでほしい、幸せになるのを諦めないでほしい。
あなたが一番ほしいものを、あなたの手で掴み取ってほしい。
人生の後悔をなくすためにも…
「自分の心で決断し、やりたいことをすべてやりきってほしい」
別に旅になんかでなくたって決断力を磨くことはできる。
常日頃から、おまえの心の目で、目の前のものを見ろ。
「とりあえずこれでいいや」
違う。
「これ”が”いいんだ」「この人”が”いいんだ」